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● 平成18年11月9日(木) |
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「 雪も降ったし、【
登山道情報
】 のページを更新しないといけないなぁ ・・・」
ということで、写真を撮りに歩き回ってきました。
詳しくは 【
登山道情報
】 をご覧いただくとして、ここではこの時期の登山についてご案内します。
郷愁を誘う秋の雰囲気は何処へやら、厳しい冬がてぐすねひいて待っているといった昨今です。雪は積もったり融けたりを繰り返しながら、次第に山を冬の姿へと変えていきます。
秋から冬へと向かうこの時期は、積雪量こそ少ないものの気象状況に大きく左右される登山となるため、けして油断はできません。
その時の状況により、適した装備は日々違ってきます。
例えば、アイゼンやピッケルは雪と氷の状況次第で必要になりますが、アイゼンを装着して岩の上を歩くことに慣れていない人は、岩の露出が多いこの時期はきっと戸惑うことでしょう。
今日の場合は天気が良く、気温も高めだったのですが、丸山から上の稜線は冷たい風が時折強く吹き、防風対策が重要でした。
参考までに今日の私の服装を紹介しましょう。
下着の上に登山用のシャツとズボン、フリースのジャケットを羽織った上に、風除けと防寒を兼ねてカッパの上下を着ました。
しかし、フリースジャケットは早朝に撮影をしていた時までは着ていましたが、ペースアップして登り始め、体が温まってきたところで脱いでザックにしまいました。休憩したときに体を冷やさぬよう羽織るつもりでいましたが、今日のところは使いませんでした。
頭部には、これも防風のためのかなり薄手の目出帽を被り、その上に耳を覆える帽子を被りました。
手袋は、雪の付いた岩をつかむことを考えて、冬用のミトンにしました。
アイゼンは独標までは不要でしたが、そこから先は装着して歩きました。
これはあくまで今日の気象条件下での装備です。
人によって寒さの感じ方も違いますし、撮影目的でじっとしている時間が長い人は、もっと暖かい衣類が必要です。
様々な時期・様々な場所での登山経験を積んだ上で、最新の情報を元に自分に合った準備することが大切ですね。 |
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( 粟 澤 ) |
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● 平成18年11月8日(水) |
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今朝の最低気温はマイナス10度。
6日から降り出した雪は西穂高岳を白く染め、冬がすぐそこまで訪れていることを告げています。
ニョッキリと伸びた霜柱や、凍てつく葉や岩からも、季節の変化を感じられるようになりました。
山荘では、スタッフが毎日冬の準備に追われています。
北アルプスの稜線に建つ山小屋で冬も営業しているのは、私たちの西穂山荘だけです。
近隣の他の山小屋では小屋閉めを迎え、皆下山していく中、当山荘で越冬するスタッフ達は山荘を冬仕様にチェンジすべく一生懸命働いています。
北アルプスの冬は吹雪いているのが当たり前で、3月中旬になるまでは晴天が何日も続くことは稀です。
雪は4メートル近く積もり、気温もマイナス20度以下まで下がることもあります。
冬の西穂は夏のように簡単に山荘まで来ることはできないため、年末年始だけは賑わうものの、お客さんの数はグッと少なくなります。
基本的に大きい方の本館は閉め、別館のみで営業します。
物資の輸送も人力に頼るのみですので、水・食料・燃料等、全てを切り詰めて大切に使い、北アルプスの長い長い冬を耐え忍ぶのです。
標高2385mのこの地では、飲料水をはじめ、あらゆる物が凍りついてしまうため、様々な工夫を凝らして冬山登山に訪れる方々が快適に過ごしていただけるよう準備しています。 |
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( 粟 澤 ) |
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● 平成18年11月6日(月) |
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今日は長期スタッフが就労期間を終了して山を下りる日でした。
4月の下旬に入山して来た4人が、全員無事にこの日を迎える事ができました。
半年間という期間、ほとんど隔絶された山小屋という一つの社会の中で、他のスタッ
フ達と共に共同生活をした事に対して、それぞれいろんな思いがあったようです。
『こんな世界は初めての体験だ!衝撃だ!』
『集団生活に対応できるように自分を変えて行きたい。』
『私にはまだ早すぎた山小屋生活でした』
『いろんな名前を付けられました。』
最盛期には精神的ストレスもあってか、多かれ少なかれそれぞれピリピリした所があるのはいつもの事。
でも下山が近くなって来ると、なんとなくみんな和やかになって来る。
最終日には皆で山に沈む夕日を見に行く事ができた。
そして、みんな笑顔で最後を迎える事ができました。
この6ヶ月の体験が皆のこれからの人生にどんな影響を及ぼすのか予想もつかないです。先の事はわからないけど、まだまだ若い君たちだし未来は無限に広がっているよなあ。
それぞれの人生が素晴らしい物になればいいと思っています。
半年間を西穂山荘の為に費やしてくれて本当にありがとう。
山荘では冬を迎える二人の青年が、下山する仲間を見送っていました。 |
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( 久 島 ) |
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● 平成18年10月31日(火) |
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山荘主任の後藤とベテランスタッフの明石が長い休暇に入る為に下山しました。
来週で就業期間が終了する女子スタッフはこの二人と最後のお別れになりました。
左の若杉さんはいつも後藤主任に怒られて泣かされていました。
昨日もしっかりと泣かされていました。
右の大友さんもフロント業務の始めの頃は後藤主任に怒られてばっかりでした。
でも、今ではすっかりフロント業務はまかせられるようになりました。
そして、いつも明石が二人を優しく見守っていました。
そんな頼れる二人といよいよお別れです。
若杉はやっぱり見送りながら泣いていました。
さて、山荘での生活も残りわずかです。
最後までがんばってね。 |
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( 久 島 ) |
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● 平成18年10月7日(土) |
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今日はロープウェイ側の紅葉の様子をお伝えします。
この一帯の岐阜県側斜面は強風にさらされることが多いためか、葉に斑(ふ)が入ったり、茶色くなってしまうものが多いのですが、今年は大変綺麗な色付き方です。ここ5年くらいの間では最も美しい紅葉ではないでしょうか。
ロープウェイ西穂高口から山荘までの登山道は中腹より上で紅葉が始まっています。色付きはまだやや浅いので、これでもう少し赤くなってくると最高なのですが...
「 あれ?この辺りにもこんなに紅葉する樹があったっけ !? 」 などと思いながら登山道を歩きます。
今日は小雨模様の生憎の天候ですが、落葉を踏みしめ、錦絵を思わせる山肌にしばし目を留めていると、降る雨にも郷愁を感じ、「これはこれで楽しめるなぁ。」などと、勝手に満足していました。(
もちろん晴れていた方が、お客さんはもっと嬉しいでしょうけど...)
ただ、ロープウェイの駅辺りではほとんどなかった風が、山荘附近では時折強く吹きつけてきます。木々が大きくたわむたびに木の葉がハラハラと舞い落ちています。
「 せっかくこんなに綺麗に紅葉しているのに、早々に散ってしまってはもったいない!
なんとかこの風に耐え、もう暫く登山者の目を楽しませてくれ...」 と願うのでした。 |
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( 粟 澤 ) |
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● 平成18年9月20日(水) |
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各地に被害をもたらした台風13号が過ぎ去り、久しぶりに清々しい晴天に恵まれました。樹林帯の中は日陰が多いため、ひんやりと乾いた空気が秋の訪れを感じさせます。
稜線に出るとポカポカと暖かい日差しに包まれ、山登りにはもってこいの陽気です。
山荘ではスタッフが窓ガラスを洗ったり、布団干しに追われています。
丸山まで登るとゴゼンタチバナが赤い実を付け、草紅葉が始まっていますが、信州側に広がるダケカンバ (
一番下の段、左側の写真 ) の紅葉はまだまだです。黄色く色付くのは例年通り9月末から10月初旬でしょうか。
午後には時おりガスも湧いてきましたが、夕方には落ち着き、日が沈む頃には美しい雲海が見られました。
夕食後には山岳カメラマンの林三樹生さんによる基礎写真講座が開催されました。
当講座は本日より3日間開催の予定です。 |
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( 粟 澤 ) |
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● 平成18年9月9日(土) |
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昨日8日より、恒例の西穂写真展が開催されました。
お陰様でこの写真展も3回目を迎えることとなりまして、西穂を訪れた皆様にお楽しみいただいております。
展示された作品は、西穂高を訪れた皆様から御応募いただいたもので、見る人を唸らせる力作からユーモア溢れる珍作まで、型にはまらないところが魅力です。
また、この写真展の大きな特徴は、作品をご覧いただくだけでなく、宿泊の御客様方に投票をしていただいて賞を決定するという全員参加型のユニークな方法を採用していることです。
投票していただいた方の中から、毎日抽選で気前良く(?)プレゼントを差し上げておりますので、皆さん真剣に投票しておられますよ。
また、写真に添えられたコメントもなかなか面白くて好評です。
この写真展は9月24日まで開催しておりますので、期間中にお越しの方はぜひご覧ください。
なお、投票結果及び各賞の発表は、24日夜に山荘にて行います。
画像処理の都合上、ホームページでの発表は10月上旬になると思いますが、そちらもお楽しみに! |
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( 粟 澤 ) |
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● 平成18年9月7日(木) |
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本格的な紅葉シーズンまでは、まだ半月以上ありますが、秋の気配は日々増してきています。ロープウェイ側登山道も徐々にではありますが色づいてきました。
草木も実を付け、山も実りの季節を迎えます。
上から5番目の写真はベニバナイチゴです。
山荘周辺にもたくさん生えているのですが、今年はほとんど実を付けていません。
これは多量の残雪により、なかなか育つことができなかったのに加え、7月の日照不足の影響も大きかったと思われます。
花がほとんど咲かなかったので、受粉以前の問題ですね。
植物の種類や場所によって影響の度合いは違うと思いますので一概には言えませんが、ベニバナイチゴの例のように山の食べ物が少なくなると動物達が人間の生活領域にエサを求めて出没するのではないかと心配です。
農作物が被害を受けたり、人がケガをするのも困りますし、動物達が駆除されるのもなるべく避けたいものです。
山にきちんと食べ物が実り、動物と人の住み分けが上手くいくように願っています。
西穂山荘周辺も夏の濃い緑がだんだん黄色がかってきました。
花の数もめっきり減り、元気なのはタテヤマアザミくらいです。
夏が終わっていくのは寂しさを感じますが、季節の移り変わりを眺めるのは楽しくてしかたありません。 |
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( 粟 澤 ) |
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● 平成18年8月24日(木) |
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朝方はガスが出たり消えたりを繰り返していましたが、日の出の時間はタイミング良く晴れてくれました。
霞沢岳から六百山にかけても笠雲がベッタリと乗っかっており、空気中の水分はやや多めのようです。
7月の雨で順延になっていた東中学校の皆さんの学校登山が昨日より実施され、今朝は丸山組と独標組に分かれて元気に登っていました。ブロッケン現象が見られたり、オコジョが出てきたりと、ずいぶんタイミング良く色々なものを見ることができたようで良かったですね。
西穂高も8月後半を迎え、徐々にその姿を夏から秋に変えようとしています。
山荘前では夏最後の花のタテヤマアザミがヤチトリカブトとともにお花畑をいろどり、稜線ではオヤマリンドウやトウヤクリンドウが咲き誇っています。
白く可憐な花で楽しませてくれたサンカヨウは、ブルーベリーに似た黒紫色の実をつけ、夏の終わりを私達に告げてくれます。
西穂高では9月末から10月初めに紅葉が始まり、10月中旬にかけて上高地やロープウェイへと徐々に紅葉前線は下りていきますが、本格的な秋へ向けて山は少しずつ変化していきます。
夏の喧騒を終え、落ち着きを取り戻しつつある山で、木の実やキノコを眺めながらノンビリ歩くのもいいものですよ。 |
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( 粟 澤 ) |
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● 平成18年8月14日(月)
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撮影とパトロールを兼ねて、カメラマンの林さんと一緒にP1(ピークワン・・・西穂山頂よりひとつ奥穂よりのピーク)まで行ってきました。今日は朝だけでなく終日晴天が続きましたので、好天続きのこの夏の中でも一番良かったのではないでしょうか?
トウヤクリンドウがそろそろ咲いているのではないかと思ったのですが、残念ながらまだ蕾でした。もう間もなく開花しそうですので、これからお越しになる皆さんはお楽しみください。独標まで登られる方は、丸山から独標間の中間あたりで岐阜県側を注意深く見ていくとみつけられますよ。独標より先へ行かれる方はいっぱい見られます。
西穂山頂の少し手前で沢筋を見下ろすと黄色いやや大きめの花が群生しています。はて、何だろう?今頃咲くあんな花あったかな?と疑問に思い調べに行ってみると、なんとシナノキンバイでした。
シナノキンバイはこのあたりでは6月中旬から7月中旬に咲く花です。それが今頃咲いているのは、今年の大雪の影響で雪渓がずっと遅くまで残っていたために、雪の下に埋もれていた植物達が雪渓がなくなると同時に一斉に芽を出し、今頃開花したものと考えられます。
シナノキンバイの他にもミヤマキンポウゲ・コウメバチソウ・アオノツガザクラ・ウラジロタデ等が混在し、こんなところにも今年の異常な積雪の影響を見ることができました。沢によっては8月中旬だというのにまだ雪渓が残っているところも所々見受けられます。
西穂の山頂は人でいっぱい!混んではいますが皆さんご満悦の様子。そりゃそうでしょう。槍の穂先もくっきり見えるし、360度の大パノラマです。
私と林さんは更に先のP1で弁当タイム。
P1から見ると赤岩岳の上にも、間ノ岳の上にも人影がたくさん見られます。
昨日、西穂山荘に宿泊されたお客さんも大勢奥穂へ向かわれました。
しかし、この西穂〜奥穂間のルートのことをよく認識していない方も結構いらっしゃるように思います。
これほど良い天気ならまだいいですが、ひとたび悪天に見舞われたら逃げ場のない非常に困難なルートです。
昨日涸沢から奥穂経由で西穂までパトロールに来られた常駐隊の方も、「 天狗岳の上に20人もいてビックリした。独標なみの人の多さですね。」 と懸念していました。このルートでの登山を計画されている方は、しっかりと準備をし、慎重に行動していただくようお願い致します。(初めて行かれる方は、ガイドさんかベテランのリーダーと同行されることをお勧めします。)
夜にはこの夏2回目となります東邦大学医学部の中野教授による 「 山で役立つ救急法講座 」 が開催されました。会場は100人をゆうに越えるお客さんで大盛況。入りきれない方もおられました。熱気と笑いに包まれた会場は、救急法講座とは思えないユーモラスな空間と化し、西穂の夏の風物詩となりそうです。
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( 粟 澤 ) |
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● 平成18年8月4日(金)
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今日も朝からいい天気でした。
登山者の数も今週に入って急に多くなり、宿泊のお客様には窮屈な思いをさせてしまい申し訳ありません。
お天気の良いときに登りたい思いは皆さん一緒ですので、何とぞご容赦下さい。
稜線もほとんど風はなく、夏の強い日差しを浴びての山登りは、「これぞ夏山!」といった気分を満喫できるのではないでしょうか。
独標から西穂山頂にかけての稜線の花は、日照不足の影響もなく綺麗に咲いています。
登山道の脇にもたくさん見られるチシマギキョウは蕾をいっぱいつけているので、これからしばらく楽しませてくれそうですね。
山荘から下では上高地側登山道に咲くグンナイフウロが例年より半月以上遅れて見頃を迎えようとしています。
今日は一日中ガスが被ることはなく、美しい夕日も見ることが出来ました。
日没後も空が赤く染まり、撮影が目的のお客さんには御満足いただけたのではないでしょうか?
夜には東邦大学医学部助教授 藤岡俊樹先生による講演と、今日は盛りだくさんです。
・・・と、ここでアクシデント発生!!
なんと、講演開始直前にプロジェクターが動かなくなってしまいました。
さあ、どうしよう!せっかく藤岡先生がこの日のためにいろいろな資料を用意してくださったのに・・・
おまけにお客さんは会場前へどんどん集まっています。
急遽、先生にお願いして映像なしでお話ししていただき、引き続き私が 『
安全登山 』 についてお話する2部構成ということになりました。
藤岡先生の講演のテーマは、『 高山でおこる頭痛の話 』 。
先生の長きに渡る山での経験と近年の研究データをもとに、専門家ならではの貴重なお話をしていただきました。
私の方は最近の事例を元に、どんなことに注意すれば山での事故が減らせるのか、という話をさせていただきました。
突然の変更にも、「 山では何が起こるかわかりませんから...」 とお客さんのために快くお引き受けいただいた藤岡先生。どうもありがとうございました。
今日のお話が、講演に参加いただいた皆さんの今後の登山に役立つことを願っています。
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( 粟 澤 ) |
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● 平成18年8月1日(火)
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今年も山岳カメラマンの林三樹生さんのよる写真講座が開かれました。
今回のテーマは 『 光をとらえる 』 で、人物・花・山を撮影する際の光の当たり方よる影響の違い等をスクリーンに画像を投影し、わかりやすく解説していただきました。
林さんのお話は今後も予定されています。
講演日程につきましては、登山者の皆さんへの情報・メッセージをご覧下さい。
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● 平成18年7月27日(木)
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この元気一杯の子供達。群馬県からやってきた、『 あづま保育園 』 のみなさんです!なんと、園児たちは上高地から登ってきたんですよ!!
今では90%以上の登山者がロープウエイを使って山荘に来る時代です。
大人達は上高地から登って来る事に相当大変なイメージを抱いてるみたいですね。「 3時間も歩いて登ってくるなんて・・・とんでもない!」 という人達が結構多いですねえ。でも、上高地から各山小屋に登る登山道の中でも、西穂山荘は焼岳の小屋の次に近い距離なんですよ。他の山小屋はもっと歩かないと着きませんからね。ロープウエイが混雑して待ち時間が1時間なんて時は、上高地から登って来るのと時間的には大して変わら無いこともあります。
上高地からはコースタイムで3時間です。でも最近はそれ以上の時間をかけてゆっくり登ってくる人も多いですねえ。ペースは個人差があるから自分のペースで登ればいいと思います。園児たちも実際何時間かかったのかな?
でも、山荘に到着した園児たちは、まだまだ元気でした!その元気さに、おじさんは本当に感動してしまったよ!君たちは凄い!この姿を、大人達も見習うべきだと思うな。実際ねえ、ロープウエイから登ってくるよりも上高地から登ってきたほうが、登山の充実感は全然違います。「 登って来た〜!」 という実感!また、人が減った分、夏の登山シーズンでも、静かな山登りができますよ。
せっかく登ってきた園児達ですが、梅雨明けが長引いてる為に、雨に濡れたり、景色があんまり見えなかったりだったのが残念でしたね。でも、ヘリコプターで山小屋に荷物を運んでくる様子が見る事ができて良かったね。さーて、この中の何人が西穂山荘に登ったことをいつまでも覚えていてくれるかなあ。
大きくなった時に、思い出してくれるとうれしいね。
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( 久 島 ) |
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● 平成18年7月23日(日)
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東邦大学医学部教授 中野弘一先生による 「 山で役立つ救急講座 」 を行いました。
昨年8月にも開催され、大好評をいただきました本講座ですが、今回も中野先生は絶好調!!汗だくになりながら、机の上に乗ったり降りたり。派手なアクションで会場は笑いの渦に包まれます。
さすが中野先生!
場内は完全に先生の独壇場といった雰囲気で、当山荘の久島支配人もお手伝いに引っ張り出されてご覧の通り。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、講演終了後、「 まだ、1時間でも2時間でも聞いていたいですね。」 という私の言葉に、どのお客さんも目を輝かせ、大きくうなずいてくださったのが印象的でした。
中野先生による同講座は、8月14日にも開催されます。
また、この他にも西穂山荘では山岳カメラマンの林三樹生氏、東邦大学助教授の藤岡俊樹先生による講演等も予定しておりますので御期待ください。
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( 粟 澤 ) |
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● 平成18年7月22日(土)
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ずっと雨が続く毎日でしたが、今日は一休みといったところです。
朝のうちは稜線もガスの中でしたが、午後には青空が顔をのぞかせました。
このところの記録的な集中豪雨により、各地で土砂崩れ等による被害が発生しています。被害に遭われた皆様には心からお見舞い申し上げます。
上高地でも500ミリを超える雨が降るなど、この辺りでも土砂崩れにより道路が一時通行止めになったり、登山道が使用できなくなったりしました。
今日は一日お天気が良さそうなので、ロープウェイ側・上高地側それぞれのルートの状況を確認に行ってきました。
特に上高地側のルートはどこか崩れているのではないかと心配していましたが、幸い両ルートともに異常はありませんでした。
上高地側ルートでは、例年なら6月中旬に咲いているギンリョウソウが今頃咲いていますし、舟窪には7月下旬だというのに雪渓が残っています。冬の大雪から初夏の集中豪雨まで、今年の気象は異例づくめです。
久方ぶりの好天で待ちかねたヘリコプターの物資輸送も行われ、スタッフもほっと一息。今日からやっと新鮮な野菜が食べられます。
今日は土曜日ということもあって登山客も大勢登ってきて、厨房の中もやっと夏らしい慌しさになってきました。
それでも、例年のこの頃の週末なら1枚の布団に2人くらいの混み具合なのに、今日は1人1枚の布団でゆったり寝られました。山をよく知るお客さんは、「こんなこと初めて!」と驚いていました。
登山者の数が増えてくると、必然的に事故も増加します。今日も転倒して怪我をされた方を岐阜県警のヘリで下ろしていただきました。先週も西穂高岳山頂とピーク1の間で死亡事故が発生しています。山に限りませんが、突然の事故に見舞われた時のショックは本人はもちろん、その御家族も筆舌に尽くしがたいものがあるでしょう。
救助に向かう私達も、助かったときには無上の喜びを味わうことができるのですが、命を落としてしまわれたときは何ともいえない暗澹たる思いに包まれます。
せっかく楽しみにしてこられた登山中に悲しい事故が起きないよう、山小屋としてできることを模索し、努力を続けていきたいと思っています。
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( 粟 澤 ) |
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● 平成18年6月29日(木)
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いよいよ花の季節がやってきました。梅雨真っ盛りで、天気の良い日を選んで山登りをするのはなかなか大変ですが、山に咲く花々は我が世の春を謳歌しているといった感じです。
今日は上高地側登山道からピラミッドピークの先までの花の様子をお知らせします。
上高地から登り始め、中腹の中尾根辺りまで来ると 「 ゴゼンタチバナ 」 や 「イワカガミ 」 がちらほら見られるようになります。ムラサキヤシオツツジやオオカメノキ
は、そろそろ散り始めました。ここから暫く進んで、迷い沢付近まで来ると残雪が姿を見せ始め、舟窪辺りまでは植物達は雪の下。
再び花の姿が見られるのは、焼岳との分岐から少し登ったところの斜面まで来てからです。「 サンリンソウ 」 や 「オオサクラソウ 」、「 シナノキンバイ 」 等が見事です。
山荘に到着。小屋の前のお花畑は、今 「 シナノキンバイ 」 が最盛期を迎えています。小屋から少しロープウェイ側へ行くと、「 キヌガサソウ 」 も咲いてきていますよ。
さあ、いよいよ稜線へ!
丸山から独標の間には、「 コイワカガミ 」、「ミツバオウレン 」、「 イワツメクサ
」 などが見られますが、この時期の花はどれも小ぶりなので、それほど目立ちません。タカネザクラは終わりです。
独標の岩峰が近付くと、植生が変わり始め、徐々に 「 ミヤマキンバイ 」 や 「 イワウメ 」 が見られるようになります。
独標を過ぎると、急に花の数が増えてきます。独標を下るとすぐに 「 イワベンケ 」 が目に留まり、「 ミヤマキンバイ 」 や 「 イワウメ 」 の数もどんどん増えてきます。登山道脇にもたくさん咲いているので、ウッカリすると踏んでしまいそうです。ファンの多い 「 ミヤマクロユリ 」 咲き始めてきました。
そして、更にピラミッドピークを過ぎると...そこには花達の世界が広がっていました。
稜線から沢筋へ目を落とすと、「エッ!こんなにたくさん !! 」 と思うほどの
「 ハクサンイチゲ 」 が沢全体を埋め尽くしているのです!
梅雨時のこの時期は、ここまで来る登山者もまばらです。人間が | |